- Admission
私立校や入学審査のある公立校などにおける、入学までのプロセスのこと。学校への問い合わせや願書の手続きなどオファーを貰うまではAdmissionもしくはAdmission Officeが窓口となる。入学事務局や入試担当課などに相当する。伝統校ではAdmissionの長としてRegistra(レジストラ)が任命されていることが多い。
- Boarding School
寮がある学校。全ての生徒が寮に入る場合、通い(day)と寮生(boarder)が混在している場合、授業後も学校に残り各種活動に参加するが自宅で就寝する(day boarder)としての選択肢も提供している場合など、学校により寮が関与する割合は異なる。
また寮がある学校でも、Full-boarding(基本的には学期中は学校に滞在)、Weekly-boarding(週末は自宅に帰る)、Flexi-boarding(さまざまな理由により必要に応じてアレンジ)などさまざまであり、学校選びの大きな要素になっている。
- Bursary
授業料の発生する私立校が行う、経済的に恵まれない環境にある児童に対する学費の全額または一部免除などの支援。Scholarship(奨学生制度)と異なり、児童の経済的背景を精査した上で各学校がその必要性を判断する。
- Common Entrance (CE)
ISEB (Independent Schools Examinations Board)と呼ばれる試験機関が実施しているテストで、Y6で受験する11+(主に女子校が入学試験として採用しているテスト)とY8で受験する13+(主に男子校が入学条件として採用しているテスト)がある。後者に関しては、Common Entrance廃止の動きがあり、Westminster, St. Paul’s, Wellington Collegeなどが採用を取りやめたことは興味深い。
- Exeat
Boarding Schoolにおける、短期間の休暇。各学期のHoliday(長期休暇)とHalf Term(ハーフターム)との間に1回(もしくは2回)あることが多い。寮から出ることを求める学校も多く、イギリス国内に居住している場合には自宅に帰って家族との時間を過ごすが、国外から来ている児童はGuardianなどのところに滞在する。開始と終了は学校ごと、Exeatごとでばらつきがあるが、週末を挟んで木曜日もしくは金曜日に始まり、日曜日または月曜日に終わることが多い。
- Gap Year
A levelを修了してから大学入学まで、旅行をしたり、職務体験を積んだりしながら過ごす1年間を指す。A levelまでは試験勉強に追われるため、自分自身を見つめ直し方向性を定める機会と捉えられているが、システムとして存在しているわけではなく、取る取らないは個人によりけり。
- Half Term
学期(Term)の真ん中(Half)にある、約1週間の休暇。October Half Term, February Half Term, May Half Termの3回ある。私立にも公立にも存在し、この時期は親は仕事や予定をやりくりするのが大変ながらも、子供が戻ってくる楽しい期間。
- Headmaster/Headmistress/Headteacher
校長先生。校長先生は学校の顔であり、現場の責任者。人事権を持っていることが多く、校長先生のカラーが反映されるため、代替わりがあると校風が変わることがある。
- House
寮。Boarding Schoolにおいて、居住空間であるHouseは家としての役割を果たす。学校が終わってからの時間の多くを過ごすため、Houseで快適に暮らせるかは学校生活において大事な要素となる。
- Housemaster/Housemistress
寮長先生。寮の中では父親的な立ち位置で、寮母さん等と共に寮生の生活面全体をケアしている。親にとっても窓口になることが多い。