多様な学校とそれぞれの特色
イギリスは過去の経緯から多種多様な学校組織形態があり、分かりにくいところがあります。一概には言えないところも大いにありますが、なるべく一般化した形でご紹介いたします。
イギリス私立小中高校ガイド調べ
まず大きな分類としては、公立(State school) か私立(Independent/Private school)かの違いがあります。公立は国や市町村より資金援助を受けて運営しており、高校に相当するY13まで授業料の負担はありません。但し、公立の学校に入学するためにはイギリスで教育を受ける権利を持っている必要があり、日本からイギリス式の教育を求めて来られる方のほとんどはビザ取得に協力できる私立校を選択することになります。この私立校は公的な援助が一切入らないため外国人の受け入れが可能である反面、授業料等を収入源として学校経営をしており、親の負担が高額となるのが大きな特徴です。
公立に通うことができる場合には上記のような多様なタイプの学校がありますが、住所をもとにした学区(catchment)内の学校となると実際はある程度絞られていきます。選択肢がある場合もあれば、限られている地域もあるでしょう。この学区の壁を越えるために、引越しをする家庭もありますし、物件を購入する際の大きな要因を担っている場合もあります。まずは近くにどんな学校があるか、国のウェブサイト(Gov.uk)で検索してみてはいかがでしょうか。イングランドの結果には私立校も出てきて便利です。ある程度絞ったら、CouncilのウェブサイトでCatchmentを確認していきましょう。
イングランドはこちら
北アイルランドはこちら
スコットランドはこちら
ウェールズはこちら
その他の分類としては以下のようなものもあります。
*寮があるBoarding Schoolと通いのDay School
*SEND(Special Educational Needs and Disabilities)に特化したSpecial School
*特定の宗教団体によって運営され、学校の理念や思想に影響を与えるFaiths School
*性別で分ける、Single-sex school(男子校;Boys-only、女子校;Girls-only)とCo-ed(共学校;Co-education)